【過敏性腸症候群】学校に行けない娘と向き合った経験談

※本ページではプロモーションが含まれています。

「お腹が痛くて学校に行けない」「学校に行くのが不安でたまらない」

過敏性腸症候群(IBS)で学校に行けなくなってしまったあなたへ。

私の娘も、幼稚園のころから原因不明の腹痛に悩まされていました。小学校高学年で『過敏性腸症候群』と診断され、高校では、救急車で運ばれるほど症状がひどくなったりで、不登校になってしまったのです。

しかし、あることがきっかけで、過敏性腸症候群との付き合い方を学び、今では症状をコントロールして、大学にも通えるようになり、普通の生活を送れるようになりました。

本記事では、私の娘が実際に試した方法や、過敏性腸症候群を克服するためのヒントをご紹介します。

過敏性腸症候群と上手に付き合い、学校に通えるようにと心から願っています

この記事を読むことで、

  • 過敏性腸症候群で苦しんだ経験談
  • 過敏性腸症候群と向き合うきっかけになったあることとは?
  • 過敏性腸症候群のため、通信制高校の編入
  • 腹痛をコントロールするには

がわかります。

私の娘の経験談を通して、過敏性腸症候群で学校に行けなくなってしまった、あなたのお役に立てば幸いです。

目次

【過敏性腸症候群】 学校に行けない高校生の経験談

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群はお腹の痛みや張りなどの不快な症状とともに、下痢や便秘などの便通異常を引き起こす病気です。症状の現れ方や重症度は人によって異なり、特に便通異常の現れ方によって“下痢型”・“便秘型”・“混合型”の3つのタイプに分けられています。

参照: 過敏性腸症候群について | メディカルノート (medicalnote.jp)

過敏性腸症候群の症状は以下の3つのタイプに分けられていて、娘の場合は便秘型でした。

  • 下痢型
  • 便秘型
  • 混合型

しかし、幼少期から悩まされていたにも関わらず『過敏性腸症候群の便秘型』ときちんと説明をされ、診断を受けたのは大学生になってからのことです。

学校に行けない娘のこれまでの経験談

思い返せば、娘は幼稚園の頃からお腹が痛いと言って「ママー痛い、ママー痛い」と叫び、激しい腹痛に苦しんでいた。私の手を握りしめながら、トイレで大声で泣き叫ぶ姿は、どれほど辛かっただろうか。

そんな姿を見ていると、親として何かしてあげたいと、ただただ思っていました。「こんな体に産んでごめんね」と、何度も繰り返し心の中で思っていました。

小学高学年になってからは、授業中でもお腹が痛くなり、トイレに籠もるようになりました。小児科で検査をしても異常は見つからず、「過敏性腸症候群」と診断されました。

ストレスが原因になることもあると言われましたが、特に思い当たることはありませんでした。私は子供たちに関しては伸び伸びと育ててきたつもりですし、ママ友にも「子供らしい子供だね」と言われていました。本人もストレスの自覚はありませんでした。

もしかしたら、本人も気が付かない何かストレスがあるのか……。なんとも腑に落ちません。

腹痛が起こるタイミングはまちまちですが、美味しい美味しいと夕食をお腹いっぱい食べた後に症状が出ることがあります。このようなときは、どこにストレスがあるのか疑問に思います。

処方されたコロネルとミヤMBの薬が効果を示さず、セカンドオピニオンを求めて大きな病院に行った。しかし、医師から「前の病院で診断が出ているのに、どうして来たのか」と冷たい態度で言われ、愕然とした。

どうしてこんな横柄な態度ができるのか。どうして患者の気持ちに寄り添ってくれないのかと疑問に思った。

藁をもつかむ思いで大きな病院に行ったにもかかわらず、医師の対応に不信感を抱いた。そして、そこでもコロネルとミヤMBと同じ薬が再度処方されたことで、複雑な悲しい気持ちになった。

高校に進学すると、症状が悪化し、公共の交通機関を利用することも困難になりました。

そのため、別の薬で症状が軽減されないかと考え、再び別の小児科を受診しました。しかし、医師から「薬をきちんと飲んでいないからだ」と叱責を受け、もうこうなると、薬での改善は無理なのだろうと判断し、病院への通院を諦めることになりました。

確かに、長期間薬を継続して飲んでいませんでした。しかし、数か月飲んでも効果が得られないと医師に伝えていたにもかかわらず、叱責を受けたことで、どん底に突き落とされた気持ちになりました。

ほかの原因として自律神経などが関係しているなら、心療内科の領域になるのではないかと考え、心療内科の予約を入れようとした。

しかし、電話をしてもどこも混み合って3か月待ちなどだったため、勇気を出して受診するまでには至らなかった。

また、ネットで調べて良いと言われていたビオフェルミンを飲んだり、便秘だといけないと知ったので、すぐに効果が期待できるという即効性のある便秘薬を試してみた。

すると、激しい痛みでひどく苦痛を感じたため、最終的には浣腸をするという方法をとっていた。

学校では相変わらず授業中にトイレへ走ることもあり、そんなときにクラスの中から「またか」と言ったようにクスクス笑う声が聞こえてきた。

休み時間にトイレへ行っても、トイレの中で長時間女子が集まって話をしているため、トイレから出ることができず、何度もトイレへ行くことから、クラスからの疎外感を感じ、娘は泣きながら家に帰ってくることもあった。

娘の表情は暗く、笑顔が消えていった。

このように通学が困難な状況が続いたため、通信制高等学校への編入を決断しました。

週1回の通学プランを選び、自由な雰囲気が心地よく、無理なく通学することができました。

また、学校独自のツールを通じて、全国の通信制学校の生徒と繋がり、同じ過敏性腸症候群を抱えるかけがえのない友達を得ることができたことは、この学校を選んで本当に良かったと心から思えた出来事です。

ちょうどこの時期に、過敏性腸症候群について友人に相談したり、ネットでいろいろ調べたりするうちに、あることがきっかけで、過敏性腸症候群の症状をコントロールできるようになってきました。

高校2年の終わりに近づいた頃、大学進学に悩む娘。通信制学校からの進学サポートが不安で、勉強に対する自力の不足も感じてたため、近所の塾へ相談に行ってみると、塾長からの助言で学校変更を検討することに。

希望の大学への推薦が可能な通信制高校があるとの助言を受け、娘は2度目の高校編入を決断しました。

思いも寄らない展開でしたが、この選択が彼女の人生を大きく変えることになったのです。


大学進学後も、ある程度のコントロールができるようになりましたが、過敏性腸症候群の症状が完全に改善されていなかったため、トラウマになっていた交通機関ではなく、車で通学できたら不安が軽減されるだろうと思い、車通学を希望しました。

大学側は車通学のため医師からの診断書が必要で、最初に診断を受けた小児科では、年齢的にもう対応できないと言われてしまいました。


そこで、私の主治医である内科へ行き、娘のこれまでの経緯を伝え、処方された薬では効果がなく現在主治医がいないことを伝えました。

医師から返された最初の言葉は、「立派だね。大学にちゃんと行けて」でした。先生のその温かく優しい言葉に、涙が溢れてきました。

長年、医師に対しての信頼を失っていたため、気持ちに寄り添ってもらえたことで、一気に涙が溢れてきて、救われた気持ちになりました。

ここで処方された薬は、小児からでも使用できる『モビコール』という薬で、緩やかに便意を催すことができる、便秘に対応した薬です。

そして次に、処方されていた薬について医師は、「過敏性腸症候群の便秘型の方に対して、コロネルやミヤMBは、私だったら処方しません。便秘型の場合は、逆効果だと思うからです。」

そして、モビコールを飲み始めると自然な便意が感じられ、娘の便秘が解消されていったのです。

便秘型過敏性腸症候群の場合、便秘を解消することで、ピリッとした腹痛を抑えることが期待できると、主治医から説明を受けました。この薬を服用し、ゆくゆくは薬なしで生活できるように目指していく治療を継続することになりました。

ここまでが、娘のこれまでの経験談となります。高校時代が一番悩み「暗いトンネルの中にいるみたいだった」と言う娘ですが、今では元気に大学生活を送っています。

過敏性腸症候群と向き合いうきっかけになったあることとは?

私の娘が過敏性腸症候群をコントロールできるようになったきっかけは、この本に出合ってからです。

この本は、食事療法を導入し、その効果を実感してきた消化器内科医で、栃木県にある江田クリニック院長の江田証先生が執筆されました。

栃木県に住んでいたら絶対受診したかった

この本で知ったのは、今まで常識的におなかに良いと思っていた食品たちが、過敏性腸症候群の人にはNGだと主張しているところです。そのことに非常にショックを受けました。

半信半疑で、この本の通りに食事をしてみると、良くないと書いてある食品を食べると本当におなかが痛くなったので、納得しました。

娘が腹痛を発症しやすい食品
  • コチュジャン(少しでもだめ)
  • サツマイモ(少しでもだめ)
  • ゴボウ(少しでもだめ)
  • ブロッコリー(少しでもだめ)
  • アスパラ(少しでもだめ)
  • 牛乳(メーカーによっては少しなら大丈夫)
  • 安い生クリーム(添加物の関係かもしれません)
  • 鶏ガラスープ(少量なら問題なし)
  • コンソメ(少量なら問題なし)
  • 〇〇の素系(添加物だと考えられる)

例えば、コンソメスープの場合、鍋でスープを作る際に固形スープ2個までは大丈夫だったが、3個では腹痛を起こしたなど、食品や量によって個人によって異なるため、一つずつ確かめていく必要があります。

ここに書いてある食品は、あくまでも娘の場合なので参考としてください。

今考えると、

  • 幼少期の頃、おなかが痛いと泣いていたのは、さつまいもを食べさせた後だったのかもしれない
  • 学校へ行くときにおなかが痛くなったのは、朝食で食べたものにこれらが含まれていたからかもしれない
  • 高校の頃にはお弁当にはさつまいもやブロッコリーをよく入れていたからかもしれない

過去の事なので、憶測でしかありません。

良かれと思ってやっていたことがNGだったなんて

便秘が続いているときに、食べてはいけないものを食べてしまう

娘は、ここを気をつけるだけでも大きな腹痛を起こさなくなり、食事と便秘を改善する薬の両方でコントロールができるようになりました。

この食事療法は娘には合っていたようですが、通信制学校で知り合った同じ病気の下痢型の友達には効果がなかったので、すべての人に効果的であるとは限りません。原因も様々です。ただ、もし少しでも症状が良くなるなら、試してみる価値はあると私は思います。

過敏性腸症候群のため、通信制高校の編入

幸い、娘は学校であったことを何でも私に話してくれたので、学校での様子はわかっていました。

それでも励ましながら、なんとか学校に通わせていましたが、おなかの調子が良くないためクラスとも馴染めず、暗い表情で帰ってきたり、時には泣きながら帰ってきたりしていた娘。

ちょうどそのころ、近所に住む中学生の女の子が、原因は定かではないが、命を絶ってしまったと人づてに聞きました。

その話を聞いて、もしかしたら我が子も命を落としてしまうかもしれないという危機感を感じました。このままではいけないと思い、通信制学校への編入を早期に考えるようになったのです。

普通高校を卒業するのは当たり前という固定観念を捨て、通信制でもいいじゃないか!学習する場所は違っても勉強はできる。

少しでも心が軽くなる環境で勉強ができるようにと、高校1年の11月に通信制高等学校へ編入を決める。

後に娘から、通信制高校への編入を賛成してくれたことに感謝の言葉を言ってきました。

通信教育と社会性

通信制高校に決めたとは言っても、社会性を育む大事な年齢であり、人と関りがなくなってしまうことに抵抗があったため、完全通信制ではなく、週に1回ほど学校へ通う週1通学コースを選択しました。

普通高校とは全く異なる、風通しの良い自由な雰囲気の中で、おなかが痛くなってもトイレにも自由に行きやすい雰囲気があったため、無理なく安心して学校に通うことができました。また、おしゃれに気を遣う女の子などもいて、刺激を受けていたようです。

通学コースでは、一つの課題に対してグループで考え、発表し合うことを重視していたため、コミュニケーション能力や協調性、積極性などを学ぶ機会にもなっていたと考えられます。

学業の進学への影響

通信制学校は、登校が難しい子の選択肢の一つとして考えられますが、実際に通信制学校の学業はどうなのか、気になりますよね。

実際に通わせてみて感じたのは、普通高校と比べると、学業にあてる時間が全く異なっていた。

「それでいいの?」と、心配になるくらいの勉強の量です。

娘の場合、最初に編入した通信制学校では進学へのサポートはあったものの、大学とのパイプが少ないと感じたため、縁があった塾の塾長からの助言を受け、大学進学のしやすい通信制学校への編入を決意しました。

私の経験から考えられることは、もし通信制学校への編入を検討するなら、その学校の進学状況や大学とのパイプなどについても、情報収集してから決定した方がよいと思う。その後の進路は決まっていなくても、可能性を広げるためには、進学に力を入れている学校を選択することが大切です。

【過敏性腸症候群】学校に行けない娘と向き合った経験談まとめ

本記事では『過敏性腸症候群 学校に行けない娘と向き合った経験談』について書きました。

私の娘は幼少期から長年過敏性腸症候群に悩まされ、現在も完治はしていませんが、知識を深め、症状が重くならないように、薬と食事の両方でコントロールできるようになってきました。

学校に行けなくなって辛い思いをしている方が、この体験談を読んで、少しでも良い方向に進むことができるようお祈りしています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次